禁煙外来
禁煙外来について
禁煙時の苦痛はニコチン依存症
禁煙外来は、タバコをやめたい人のための専門外来です。たばこに含まれるニコチンには強い依存性があり、これを自分の意思だけで断つのは大変な苦痛が伴います。
禁煙外来はそんな喫煙者の味方です。たばこを吸いたいという気持ちを抑制する飲み薬を使いながら治療を進めるため、禁煙時特有の苦痛をほぼ感じないまま治療を進めていくことが出来ます。以前は全額自費での治療でしたが、平成18年6月以降は条件を満たした患者様に限り保険適用のもと治療を受けることが出来るようになりました。
診療内容について
まずは簡単なチェックから
禁煙外来では何をするのか不安に思う方もいらっしゃるでしょうが、心配する必要はありません。ごく簡単な検査をするだけです。初診ではスクリーニング検査でニコチン依存症のチェックと呼気一酸化炭素濃度の測定を行い、お薬の処方を受けていただきます。
その後は通院のたびに問診、呼気濃度検査、薬の処方を行います。
保険適応の禁煙治療
禁煙治療薬「チャンピックス錠」
チャンピックス錠は禁煙のための飲み薬です。ニコチン受容体に結合することによって、ニコチン切れ時のイライラを軽くします。チャンピックス錠を服用中にタバコを吸ってもまずく感じられるため、誘惑に勝てず一本吸ってしまった後も治療の軌道修正が可能です。たばこの本数を徐々に減らすため、禁煙成功率は高いです。
禁煙補助薬「二コチネル」
ニコチネルは、ニコチンを吸収させることによってタバコを吸いたいという気持ちを抑制し、イライラを緩和する禁煙補助薬です。パッチタイプのものやガムタイプのものなどがあり、最近はマンゴー風味のものや甘味が強いスペアミントなど、バラエティに富んだものが販売されています。
※下記の条件を満たした方が、保険診療が適応になります。
・ニコチン依存の程度などを評価するスクリーニングテストで5門以上該当する方
・(1日の喫煙本数)×(喫煙年数)が200以上の方
・直ちに禁煙をすることを希望される方